虫歯予防・小児歯科にチカラを入れている、高知県高知市愛宕町の松木歯科医院
松木歯科医院では、2014年の3月に歯科用CTスキャンを導入しました。患者様の症状に対して、今までより確実性の高い診断や治療が可能になります。 または、症状が重い(開業医レベルでは対応できない)場合でも、高度医療機関(大学病院など)との連携をスムーズにおこなうことができるようになります。
このページでは、歯科用CTスキャンの必要性や有効性を説明していこうと思います。
歯科治療は言うなれば、お口の中の外科治療であり、歯だけでなく、お口の中やその周りの骨や筋肉、または縦横無尽に張り巡らされた神経や血管に対して治療をおこないます。
外からは見えないそれらの骨や神経などに対して、従来は、位置や状態の「予測」をおこない治療方針を決めてきました。したがって、その予測には歯科医の豊富な知識と経験が必要とされてきました。
そして、現在、医療技術の発達によって、見えない部分を限りなく見えるような時代に入ってきました。それにより、歯科医の知識と経験に「確実性の高い情報」が加わり、より効果的な治療を進めることができるようになってきました。それが、CTスキャンの技術なのです。
レントゲン(X線)撮影がいわゆるフィルムによる写真撮影であるのに対して、CT撮影はコンピューターを駆使したデータ処理と画像再構成により、断層写真を得ることのできるX線断層撮影装置です。
レントゲン(X線)撮影は、2次元の平面写真であるのに対して、CT撮影は立体的な3次元の情報となります。CT撮影では神経や血管の位置や骨の状態、病状の進行具合まで、さまざまな情報を、3D画像によって確認することができます。従来のX線写真では「見えなかった」ものが見え、「分からなかった」ものが分かるようになり、より確実な診断や治療の役に立ちます。