虫歯予防・小児歯科にチカラを入れている、高知県高知市愛宕町の松木歯科医院
スポーツ選手が試合中に歯を折って来院されることがよくあります。最近ではサッカー選手がヘディングを受けて歯が一本は抜けもう一本は破折したたケースや自転車競技で転倒して一本抜けたケースがありました。
特に中学・高校生ぐらいの年齢では、楽しいはずのスポーツにより歯が折れたり、抜けたりすることは想像していません。ましてや歯が抜けた後、どのような後遺障害が起きるかなどは考えたこともないでしょう。そのような青少年の歯をスポーツによるケガから歯を守ってあげるのは、コーチや保護者の方の役目だと思います。歯は二度と生えてきません。松木歯科医院では安全にスポーツを楽しんでいただけるように、マウスガード(マウスピース)を作成します。
マウスガードを装着することで、スポーツ中に歯に加わる衝撃をマウスガード自体の材料が緩和し、残りの力を他へ分散することで、衝撃力が集中することを防ぎます。
既製のマウスピースでは、個人の歯形に合っていないため保護能力に劣るだけでなく、外れやすかったり、話せなかったりして試合に集中できなかったりします。松木歯科医院で作成するオーダーメイドのマウスガードは1人1人の歯型に合わせて特殊なシートを圧接して作成するため装着感がバッチリです。
摂食障害 (食べ物がかみ切れない)
ラーメンやうどんはどこで咬んでいますが?
言葉がうまく話せない(発音障害)
歯の抜けたところから息が漏れて発音がしにくくなります。カラオケが楽しめません。
顔つきが変わる(審美傷害)
見た目が悪くなります。
治療して歯を入れればいいじゃないかと思うかもしれませんが、前歯をきれいに治すには保健が使えず高額な費用がかかりますし、何より元の天然歯にはかないません。
マウスガードが口のケガを防ぐための機能として、以下のの3つの機能があります。
外からの衝撃を防ぐのはマウスガードの主な機能ですが、それだけではなく、プレイ中に舌や唇を噛むのを防いだり、相手選手に接触したときに自分の歯で相手の選手を傷つけたりすることも防いでくれます。さらに、抜けた歯をできるだけ元の位置にとどめ脱落した歯が口から外に飛び出さないように保持します。そのためその後の治療が大変しやすく、再殖の成功率が大幅に上がります。
マウスガードをはじめて作られる方や嘔吐感の強い選手、女子選手、軽スポーツの選手は2㎜、3㎜のシートから始めることをお勧めします。慣れてくると4㎜程度の強度が安心でお勧めです。逆に5㎜以上の厚みのマウスガードになると異物感が強くなり使用しにくい場合もあります。マウスガードや特定部位を補強することも可能ですのでご相談ください。
小児用のマウスガードは2㎜のシートから使用を開始して、成長に伴う歯列の拡大、スポーツの熟練度に応じて3㎜または4㎜へと移行することをお勧めします。まずはマウスガードに慣れることが大切です。尚、歯の生え替わりの時期には6ヵ月程度で新調する必要があります。
※ このマウスガードの厚みとは作製するシートの厚みであって、出来上がったマウスガードの厚みではありません。完成したマウスガードの厚みは元のシートの厚みより薄くなります。
※ 仕上がりの期間はお口の型取りをしてから約2週間後になります。その後、調整が必要な場合もありますので、期間に余裕を持ってご来院ください。
マウスガードの目的は歯とアゴの骨を外力から保護することが主な目的です。強い外力が加わった場合、装着していない場合より衝撃を緩和しますが、外力の程度によっては外傷を受ける場合もありますのでご了承ください。
マウスガードの作成にあたり、お口の検査を受ける必要があります。虫歯や歯周病のある場合は、そちらの治療が先になります。マウスガードを作成してから虫歯を治したりすると、せっかく作製したマウスガードが合わなくなる場合があるためです。当院で治療後、マウスガードを作製した後、一年以内にムシ歯で歯の治療を行い、マウスガードがあわなくなった場合は無償で再製します。