虫歯予防・小児歯科にチカラを入れている、高知県高知市愛宕町の松木歯科医院
歯周病は、お口の中の菌やカビが原因で生じる病気です。
歯周病になると歯ぐきが腫れたり、お口の中がネバネバしたり、歯がぐらぐらしてきます。口臭もひどくなってきます。これらの症状はお口の中の菌が主な原因です。
内科的歯周病治療とは、お口の中の菌の種類をチェックして歯周病を生じさせる菌が活発で多くいる場合、その菌やカビを薬でやっつける治療法です。
ただし薬だけでは、一時的に歯周の状態が改善されても、またもとに戻ってしまいます。良い状態をできるだけ維持するには、歯周病治療の基本である歯垢・歯石を取ることが大切です。
歯周が改善されたらて主に3ヵ月に1回の定期的なクリーニングで再感染を予防してよい状態しています。
正常な状態 | らせん状菌 | 桿状菌 |
歯周病をおこす菌は? | ||
原虫(アメーバ) | 原虫(トリコモナス) | カビ菌 |
お口の中に菌がいることは異常ではありません。問題は菌の種類です!
歯周病は、歯の周りの骨がとけていく病気ですがその原因はお口の中の歯周病菌です。
抗カビ効果のある成分入り歯磨き粉で歯磨きをします。
治療前の菌の状態 | 治療1週間後の状態 | |
カビ、歯周病菌が多数見られます | 歯周病菌がいなくなり本来の正常な菌がみられます |
これまでの歯周病治療は歯みがき、歯石除去、手術が基本的な治療でした。それは、歯周病菌は歯周ポケットにいるため、抗生物質が効きにくかったからです。
近年、お薬が白血球に取り込まれ、歯周ポケットの中まで効果の及ぶ抗生剤や抗カビ剤を使った歯磨きの方法が開発されました。そのため歯周病の主な原因である菌を薬で直に退治することができるようになりました。
先に除菌することで歯肉の改善も早くなります。
薬を飲むだけで歯周の状態はかなり改善されます。薬を飲むだけなので痛みもなくとても楽です。(おなかがゆるくなる副作用はあります)
ただ薬だけ飲んで歯周病を改善しそれを維持するのはやはり無理があります。
従来の歯みがき(特に歯と歯の間)と歯石除去及び歯周ポスト円の歯石除去を受ける必要があります。(これは薬ではとれません)
それらの治療は基本的には薬で除菌した後に行っていくのですがその従来の治療を受ける治療の効果は、痛みも減少され治療を受けるのがより快適なものになります。
自覚症状の強い方ほど、1週間後の変化を大きく実感します 。
たった1週間で他にも噛んだときの痛み改善 79%
・歯ぐきの腫れ改善 77%
・歯のグラグラ改善 66%
・歯のしみる感じ改善 65%
などなど・・・
このような症状の改善が期待できます
1週間で集中的に除菌をした後はその後数週間にわたり除菌の効果がじわじわでてきます。
約1~2週間後、除菌効果を確認します。そして改善してから、順に歯石をとっていきます。
お砂糖は食事やおやつにたくさん入っています。
食事以外に取る量を20g程度にしてください。
それ以上取ると、プラークが急激に増え、虫歯、歯周病になりやすくなります
カビ菌は口腔内常在菌といってお口の中に必ず住み着いている菌です。
折角除菌してもお口の環境が悪いとまた増えてきます。歯科医院で菌が増えてきてないか、ときどきチェックを受けましょう。
お口のクリーニングに関しては、下のページをご覧ください。